GPドリフト HPI Nitro RS4 3 編2章(Chapter11)

エキマニオイル注入口変更

テストでは撃沈の連続。しかし、ここで倒れていてはモクモクのパラダイスには到達出来ない。
いや、既に後戻りできないゾーンに足を踏み入れてしまった(;´Д⊂) 
現在の問題点はオイルの流量が少ない、熱価が足りない点か?これらをさらに改善していく。

エキマニのオイル注入口を15mmほど排気ポート側へオフセット。さらに、エキマニ内部に設置したニクロム線も同様にオフセットさせた。
より熱を蓄える様に配慮だ。
とにかく足りないであろう排気温を稼ぐ為にありとあらゆる策を講ずる。

イメージではこんな感じ。ニクロム線は排気ポートのすぐそばまで接近させている。

オイルタンクはシャーシに直接設置していたが、ゴム足で上側にオフセットした。どうも、分岐した排気圧ではオイルを押し出せないようでこの策を施した。
液体は高いところから低い所へ流れるのでタンクを注入口より高くし、抵抗を減らすのだ。

後部がかなりごちゃごちゃになってきたNitro3 21D( TДT)
この時点で当初から4度目の細かな変更。

情報では専用スモークオイルが一番スモークを出しやすいようだ。
早速、IM産業のスモークワンを購入してみた。お値段的には1Lあたり1000円程度なのでそれ程高額でも無いかぁ?



結局この後のテストでも、ファルドリRD3でも良いもくもくの結果は出せなかった。
毎度毎度の撃沈で半分なえた・・・。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

根本的に開発見直し

これまでに5回の変更を加えながら来た「もくもく作戦」であったが全くの不発。
そろそろ、根本的に見直しが必要だ。ここからは、もう一度最初の考え方から修正をする。

まず、ファルドリRD3で判明した事実。スペシャルボタンとなる3chボタンが押せない!
左手=アクセル、右手=ステアリングを操作しながらの3chボタン押しは至難の技であった。
まずはこれから改善を進める。

なぜか用意したのはYAMAHAの部品。
(゚Д゚)ハァ?なぜ?ですよね。

箱の中身はこんなペダル。これは、楽器の音の変化を操作するダンパーペダルと呼ばれる物である。簡単に言うとフットスイッチだ。
コイツを3ch用コントローラーとして使おうって魂胆だ。
見た目も悪くなく、スイッチとしてはいいんじゃないかな。

しかし、ここで落とし穴が・・・このスイッチペダルはノーマルクローズ仕様であったのだ。
つまり、電球を点ける・消すで表すと、通常が点灯でペダルを踏むと消灯になってしまうタイプだったのだ。
画像で白い四角の部分が、ペダルの押し込みで可動する部分。これがスイッチの極板を離しオープンとなる。
まぁ、こんな事ではめげない。今までの道のりに比べたら・・・・ヽ(`Д´)ノウワァァン!!
ノーマルクローズスイッチに替えてしまえば良いからだ。
でも、普通にスイッチを買って交換するのもなんだから、改造で対処します。

スイッチの構造は上図のようになっているので、ビスを使ってノーマルオープン用の新端子を作ってやればよい訳だ。
これで、ペダルを踏み込んだ場合、白い四角の部分が下がり、新端子のビスに当たる。
幸い、この造作は簡単に作成することができた。ちなみにA端子は使用しない。

ついでに、このペダルに付いていたピンジャックをミニピンジャックに交換。ミニピンにすれば、プロポに多少の加工を施すだけで、接続が出来そうだったからです。
ちょうど、中古の自作用ミニピンジャックがあったので、コイツを再用した。

3PK改

さて、プロポにも手を加えます。現状、赤丸のボタンで3ch機能を割り当ててきた。アクセルを操作しながらの操作は結構難しい。
改造はこのスイッチから分岐をとり、新たなスイッチを増やす形となる。

3PKをバラし、目的のスイッチのハンダ上げ部分に配線を接続する。
この配線を先ほど作ったフットペダルに接続するようにします。もちろん、既存のスイッチは殺すこと無く、併用して使用が可能。

ちょうど、ミニピンのメス端子が手元にあったので、3PKにグリグリ穴を開け取り付けて先ほどの配線と接続。
これでフットコントローラーと簡単に接続が可能。もちろん移動時や3chを使用しない場合取り外しておく事が可能。

ぃょ━━━━━ヽ(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ノ━━━━━ぅ
長すぎず、取り外し可能なフットペダルコントローラーは、いかにもオプション品のように接続することが可能。
見た目も悪くない?”YAMAHA”ロゴが大きく目立つが、ある意味それも良しとします。
さて、次回が最後となるか、「煙もくもく作戦」