GPドリフト HPI Nitro RS4 3 編2章(Chapter12)

スモークポンプユニット導入

当初のRC飛行機でのスモーキング情報では、「4stエンジンはポンプ、2stエンジンはエキゾーストプレッシャーでオイルを送り出す」ってのが普通だと思っていた。
しかもRC飛行機でのスモーキングは50エンジン以上が推奨とのことで、21ごときのサイズにポンプを使ったら過剰な量のオイルが流れこんでしまうはずだと思っていました。
しかし、どうにもこうにも、21エンジンのエキゾーストプレッシャーでは燃料とスモークオイルの双方を送り込むのが困難である事が判明した。
よって、ココからは方針転換。ポンプユニットを使ってオイルを圧送する方針にする。

ネットで、いろんなポンプから選び出した、スモークポンプユニット一式。
ポンプ、モーター、アンプ、ノズル、ニップル、ティーズなどが付属して1諭吉と1樋口。これが、安いと判断するか、高いととるかは人それぞれだが、このキットは小型グローエンジンでのスモーキングに向いている。

キットのメインである、モーター、ポンプ、アンプ。全て一体化している。
7.4V電源が基本らしいので、Li-Po電池が必要になる。
コントロールはもちろん3chで行う。

これが、この製品でのキモとなり、もっとも重要であると、らん太郎は考えているオイル噴射ノズル。
なにやら、スパイラル状に巻かれた金属線が?そのなぞは後術で・・・

右が今まで使用してきたオイル導入ノズル、左が今回のノズル。
上に写っているのは、オイルを気化させる為に使ったニクロム線。

スモークポンプ設置

早速キットを組んでいく。基本的にExマニホールドは今までの物。これに、付属のノズルを装着していく。
ちなみに、今まで使用してきたニクロム線は取り外してしまった。
画像赤マルの部分がノズルの先端になっている。つまり、オイルポンプから送り出されたオイルは、この細いスパイラルパイプを通ってエキマニへ噴射される。
なぜこの細いノズルが優れているかは、
1.スパイラルノズルのお陰でオイルに余熱がかかり気化しやすくなる
2.ノズルは後方(マフラー側)に向け噴射されるので、オイル気化に伴う容積変化の影響が排気ポート側に干渉しにくくなる

ノズルは斜めに設置する。これは、噴射したスモークオイルをエキマニの壁にぶち当てる為だ。
ノズルの内径は1mmあるかどうかで、オイルは流すと言うよりも、放射状に噴射されると言う表現の方が合っているかも知れない。

以前に、オイルタンクはアッパーデッキの位置まで高くしていたので、シャーシには若干のスペースが。ココにオイルポンプを無理やり装着。取り回しにはかなり苦労した。

アンプ・Li-Poの設置箇所にも苦労した。アンプはEP飛行機かEPヘリ用で、それ程大きい物でも無いので、何とか収める事が可能だ。Li-Poは800mmA/h程度の小型を搭載したが、実はこのアンプにはBEC機能を搭載しているため、全てのメカ動力をLi-Poから取ることが可能であった。つまり、2セル1800mmA/h程度のLi-Poバッテリーを搭載すればBECから電源を供給できるので、ポンプ駆動電源と受信機電源が共用できるのである。
後から気づいたのでLi-Poの選定を誤ってしまった。当面は2バッテリーで動かすつもりだが、可動可能時間を計測しながら今後対応していくつもりだ。

実験でポンプを動かすと、ニップルにインシュロック固定していない部分は、あっと言う間にオイル漏れを起こす。
シリコンホースが「パンッ」と言う音と共に外れオイルを吹き出し始める。
なんと言う圧力。ポンプはピニオンギアを二個モーターで回しているだけのシンプル構造だが、スゴイ圧力を生み出している。
また、最初に使用した良くある柔らかいタイプのシリコンホースはあっと言う間に膨れ上がりパンパンになる。動脈硬化のようなもので血管がいつ爆ぜるかわからない状態になる。
これではマズイので、ホースは硬めの物に交換した。ノズル内径が非常に細く、またポンプの性能が良いので、シリコンホースには相当の圧力が掛かるようだ。
オイルは、流し込むと言うより、噴射すると言った方が良い感じである。

これで、コントローラー、スモークポンプ、スモークオイル等々、準備が整った。
後はテストを待つだけとなった。

スモーキングテスト

会社帰りに、スモークテストを行う。仕事の関係でのんびりしていられそうも無いので、即効強行テストであった。

まずは、フットコントローラーの動きとスモークポンプが正常に動くか、ベンチテスト。
エンジンを回し暖気を終わらせ、スターターの上にマシンを置きアクセル軽くをあおる。
で、フットコントローラーを踏み込む。
と、キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ !  白煙が上がる。

今度は走行しながら試す。流し始めたらフットコントローラーを蹴り倒す。
ワンテンポ遅れて”モワっと”煙が・・・しかも、スイッチ蹴りだしの後が一番濃いヤツが出てくれる。
いい感じだ。

調子こいて、ドーナツターンと言うか定常円旋回をしながら吹いてみる。
いい感じで煙が上がり、あっと言う間にマシンを見失う程になる。
キタ――♪ o(゚∀゚o) (o゚∀゚o) (o゚∀゚)o キタ――♪
「こりやぁ追走じゃ何も見えんな」(~_~;)
でもインパクト最高!これは1/1並だね。

そんな、爆煙装置テスト動画はこちらへ