GPドリフト HPI Nitro RS4 3 編2章(Chapter10)

より実車に近いインパクトのあるドリを目指して・・・

画像はイメージです。加工してあります。

エンジン21にして、マフラー2本後方出しにして良い音と排気を得る事が出来た。
でも、ドリフトなら・・・もっと派手なタイヤスモーク上げてドリってみたいなぁ。
実際ラジコンでタイヤスモーク上げんのは無理だな〜( TДT)
などという願望に浸りながら、不甲斐ないラジドリの毎日であった。

そんな中、ファルドリで面倒を見て頂いているTeam BLUEIMPULSE ドリカモさんから指令が下った。
「今回はラジコンから白煙を出してもらおう!ついでにうちのメンバーがツインといわず5連追走やった時に解りやすいように色付きで・・・」
ガ━━━(゚Д゚;)━( ゚Д)━(  ゚)━(   )━(゚;  )━(Д゚; )━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!
た、タイムリーなネタだが、さらにハードルが高いなぁ(;´Д`)

しかも、イメージはこれだ!・・・・・1・・・・・2・・・・・・3

って、まんまブルーインパルスぢゃん(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 
こ、これを再現しろって〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

これはやばい、ドリカモさんにらん太郎の妄想ステージへのブーストUPスイッチ入れられてしまった。
ここからは、らん太郎の危険ゾーンへ侵入です。

  この先は自己責任で・・・・

で、とりあえず情報収集。
らん太郎の中で構想はあったのですんなり初期設計は進んだ。

1.煙幕装置はRC飛行機の機構を流用
RC飛行機の世界でも、実機のようにスモークを焚く事があるらしい。飛行機に出来て車に出来ないはずが無い。

2.煙の元であるオイルは実機と同様にスピンドルオイルを使う
意外にも実機でもRC飛行機でもスモークを焚く為に使用されるのはスモークオイルと呼ばれるオイルで、いわゆるスピンドルオイルであるらしい。

3.色はオイルを染料で染める
ブルーインパルスの煙はカラフルだったなぁ〜というイメージがあるが、以外にも現在は白煙のみ。
これは、カラースモークを出すために染めた染料が空から降ってきて洗濯物が染まり苦情となったり、環境問題かららしい。
って事は、オイルを染めればカラースモークは出せる・・・はず

この初期段階の設計を元に実現化へと進む。

スモークを出す機構の開発

スモークを出すためには、スモークオイルをNestle(熱する・・・コーヒーかよ!)必要がある。
RC飛行機では専用のキャニスター(オイル貯め)を設けたマフラーにオイルを垂らしたり、エキマニにオイルを垂らすのが一般的のようだ。

Nitro3 21D にも爆煙君に化けてもらう為、エキマニを改造開始。
ホームセンターで入手し、放置プレイだったアルミパイプを加工していく。

まずはオイル注入口の作成。と言っても穴を開け、ニップルを差し込むだけ・・・。

ちょと工夫はこれ。
どうやら、RC飛行機でのスモーキングは50エンジン以上が推奨らしい。なぜか?は後にわかる事に。
この時は、足りないであろう熱を貯め込むために、ニクロム線をエキマニ内に設置することに。

イメージ的には、排気ポートから出たアツ〜い排ガスがニクロム線を熱〜くしてくれる。そこにオイルを垂らすと・・・じゅわ〜と、おいしそうな肉汁が・・・・いや、スモークがもわもわっと出るはず?

”とりあえず”で用意したオイルタンクの小分け用化粧ビン。これにもニップルを取り付ける。

マフラーからの排気圧をTジョイントで2分岐させる。

分岐させた圧をスモークオイルタンクにぶつけスモークオイルを押し出すという、至って普通の機構。燃料と同じです。

オイル入手で実験!

いや〜意外とスピンドルオイルって見つからないものだ。ホームセンターを歩き回ったがどうにも無かった。
で、思考を変えて自転車コーナーに行ってみると。

あるんだなぁ〜、スピンドルオイル。
無い場合は、チェーンソーなどのオイルを灯油で割ってやるのもいいらしい。とにかく、粘度が低い方が良いみたいだ。
で、テストに出てみる。
さぁ、どうだ?かかりが悪いなぁ?お、いつもより煙が多いか?と、格闘しているうちにアクセルを戻すとエンスト????
クランキングが出来ない?プラグを外し、クランキングすると・・・
お約束の大噴火。燃料とオイルを顔面に浴びもんどりうってしまった。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
その後何度格闘してもエンスト&ピストン水没の連続となった。
結局、もわっ?出たの?で実験終了。はっきり言って撃沈です。

ストップ機構とタンク

調べてみると、オイル導入をON・OFFする機構は必須らしい。
オイルが気化する際には何倍もの容積に広がる為、アクセルOFFの時、燃え残りの燃料がシリンダーへ押し戻されてしまうようだ。
これで、シリンダー水没となる。
あと、有り合わせで作ったオイルタンクには機密性がほとんど無く、しかもエンジンの振動で簡単に壊れた。やはり専用の物が必要だ。

で、用意した京商09サイズ(スパーダ09)用の燃料約40cc タンク。

さらに、ON・OFF機能をさせる為のマイクロサーボ。本当はソレノイドバルブ(電磁弁)でってのも考えたが、RC用既製品が見つからなかった。
で、機械的に弁をサーボが開閉する仕組みとする。

で、マイクロなこいつらがどのくらいマイクロか比較すると・・・あ、パソコンもマイクロサイズだった(゚Д゚;)
比較にならない・・・

で、ステアリングサーボと比べると、どや、ちっちゃいやろ!。マイクロサーボやで〜。半分以下やね。

さぁ、タンクも実装していく。エンジン後ろの空きスペースに良い感じで収まってくれる。

さらにサーボで、金魚ポンプ用開閉弁を駆動する。
こちらは閉じ。

で、こちらは開。
これを3chで制御。任意にスモークがON・OFFできる訳ね〜。

で、実際にテストに持ち込んだが・・・・結果はまたもや撃沈。
ガ━━━(゚Д゚;)━( ゚Д)━(  ゚)━(   )━(゚;  )━(Д゚; )━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!
排気温度、排気圧、燃料タンクの位置などまだまだ問題が多いようだ。
もつれて、その2に続く・・・