GPドリフト HPI Nitro RS4 3 編2章(Chapter05)

21VG分解

さ〜て、21VGがお亡くなりになって、しばらく放置プレイ状態でしたが、頼んでいたパーツが入庫したのでそろそろ始動です。
お亡くなりになった21VGですが、それほど稼働時間も無くベアリングなどは比較的良い状態でしたので、延命措置?いやもう一度復活させ使用する方針にしました。
ついでに、エンジンばらしのTipsと言いましょうか、らん太郎式の分解組付けを書いちゃいます。

先に、エンジン本体をよーくクリーニングします。エンジンをバラすって事は、人間の手術と同じようなものですから、体内に異物が入っちゃまずいですからねぇ。
で、クーリングヘッドを外します。クーリングヘッドを固定している4本のキャップネジを対角線に緩めます。
バックプレートも同様に外します。
機械物やエンジンなんかは均等にネジを締め付ける必要がありますので、緩める・締めるは対角線の順番でってのが基本です。
ヘッドだけでなくその他のネジ類も対角線に締めるように心がけましょうね。
あ、「そんなの知ってるよ!」( ´,_ゝ`)プッ って方は、今回は流しちゃってくださいね。

で、こっから内臓を外していきます。まずシリンダーを外します。
シリンダーは新品エンジンではピストンの引っかかりも強いのでクランクを回せば浮いてきますが、老いたエンジンではそうは行きません。
出もキレも悪くなります(ノ∀`) アチャー
タイラップなど(樹脂などのシリンダーにキズを付けない物で)をシリンダー上部から排気ポートに差し込んで、クランクを回してあげます。
すると、ポコッとシリンダーが浮いてきます。間違ってもペンチで引き抜いたり、ドライバーでこじたりしちゃ駄目ですよ( TДT)
シリンダーが抜けると、ピストンはプラプラになりますので、クランクを回しピストンを下死点にもって行きます。
コンロッドをクランクから外してやるとピストンが抜けます。
フライホイールはクランクを回す関係上この後にバラした方が楽かもしれません。

シリンダーブロック、クランクシャフト、シリンダー、ピストン、バックプレートに分解された状態。
シリンダーブロックにはまだ、ベアリングが残されていますが、今回は状態も良かったので清掃のみで取外し無しです。
ベアリングは一般的に、指で回した際にゴリゴリという感覚がある場合はNGです。
ブロックには異物が混入しないよう詰め物をしておきましょう。

シリンダー、ピストン共にお陀仏でしたが、コンロッドはガタも無かったので、ストック行きへ・・・
その他は鉄くずです(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

再生のためのパーツ

今回一新されるパーツはシリンダーピストン一式、コンロッド、ピストンピン、ピストンピンリテイナーの4点。

エンジンがお亡くなりになって暇だったので、バフ仕上げ仕様のリサイクル21VG。
クーリングヘッドはミラー仕上げ、ブロックやキャブなんかもヘアライン位までつるつるにヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
ここまでやるらん太郎は、かなりのおバカですΣ(゚д゚lll)ガーン

エンジン組立!

さーて、説明不足もありますが、エンジン組立。基本的にはバラす方法の逆をやりゃぁOKな訳です。

新品ピストンにコンロッドを組み、ピストンピンを差し込みます。で、赤丸のリテイナーをピストンに入れます。

非常にめんどくさい作業ですが、ヽ(`Д´)ノウワァァン!! とならずにハメ込みます。
ピストン自体小さいので、非常にやり難い作業になります。
くれぐれも、ピストンにはキズを付けないように注意します。

後は、分解の逆作業!磨き上げたブロックにおパーツを組んで行きます(*´Д`)ハァハァ

くすんでいたクランクシャフトもバフバフでミラー仕上げに・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

ピストンには向きがあるので注意してください!ピストンのスカートに切れ欠きがある方がキャブ側になります。

クランクを下死点の位置に回しコンロッドをはめ、ピストンが上死点になるまでクランクを回しシリンダーを挿入。

ピストンが上死点になった状態のままバックプレートをハメます。
バックプレートは切れ込みがある方が上になります。

シリンダーガスケットを忘れずに入れ、ヒートシンクヘッドを組み付ければ完成!なんと大雑把な説明だ(゚Д゚)ゴルァ!!

2つの21VG

またまた自己満足に浸ってしまったクロームエンジン (*^ー゚)b グッジョブ!!
光り物は最高です(;´Д`)l \ァ l \ァ

フライホイールまでセットされた21VGが2つ・・・左が21VGクロームECO(再生って事)、右が新品ノーマル21VG、どちらの見た目がお好き?
これで、ファルドリ、遠征共に2エンジン体制で望める。Tカーやセカンドカーを維持できれば最高なのだが、貧貧ならん太郎が最大限対処できる方法である。
不測な事態でも、エンジンチェンジで何とかなるって訳。
さぁて、仕事が忙しくなる前に慣らしを行わなければ〜( ´∀`)σ)∀`)σ