GPドリフト HPI Nitro RS4 3 編1章(Chapter03)

21エンジン入手

いよいよ、こいつも納品されてきた。今回の目玉とも言うべき21エンジン。エンジンはOSの21VG-Pをチョイスした。
ノーマルヘッドであるが、3.46ccで2.0ps/30000rpmを発生させる。18CV-Rが3.0ccで1.35ps/28000rpmである事から、まさにモンスターエンジンと言える。

21エンジン単体で見ると、「でかぃ!」って感じがしたΣ(゚Д゚)

18CV-Rと並べてみると、それ程サイズの違いは見受けられない。

しかし21サイズ以上からは、マウント穴などが違う。さらに、クーリングヘッドまでの高さは、約8mmの違いがある。
これから、始める作業において重要な問題点である。

エンジン周り部品取り付け

早速作業開始。21VGにマニホールドを仕込んでいく。ちなみに、後方排気マニホールドとシリコンパイプはtsaisのc5Hの付属品だ。
続いて、サベージ用のフライホイールと3ピースクラッチを組む。この辺は15RXで経験済みなので、大した不安も無く作業は進む。

後方排気の取り回しはストレート。c5Hに付属のシリコンパイプだけではマフラーまで到達出来ないので、アルミパイプを3cmほど切断しジョイントした。c5Hに付属のシリコンパイプは、ホームセンターで売っているそれとは違いコシが強い。多少の曲げでは変形して穴がつぶれることも無いので、取り回しには好都合だ。

エンジンマウントが完成していないので仮組みではあるが、マフラーまで見事につながった。
この瞬間がオリジナルを作る上での楽しみでもある。キタ━q(゚∀゚)p━!!!!!!

最大の難関

ここからが最大の難関であり、最も重要なエンジンのマウンティング作業。事前にズレが生じる事はわかっていたが、これをどう吸収してマウントするかが問題である。クラッチベルの位置関係とエンジンマウントの位置、シャーシのマウント取り付け穴全ての関係を考慮しながら策を練る。
ここからどうするかが腕の見せ所だ!

エンジンマウント加工

エンジンマウントについては悩みました。自作って手もありましたが、今回は時間もありませんでしたし手軽に作業を行いたい面もありましたので、既製品からの加工を目指します。

入手したエンジンマウントはムゲンMBX5R(1/8)用のワンピースエンジンマウント。もちろんヤフオク格安で。
今回エンジンマウントに関しては、”ワンピース”にこだわりました。ってのは、ナイトロ3の動作確認していた時、ハイトルクサーボーに押されエンジンが動いていたからです。2ピースだと、それなりに歪み?タワミ?も出易いのです。エンジン高は18CV-Rに比べて8mm程高くなっていますし・・・。さらに21サイズともなるとかなりエンジンパワーが大きいので、シャーシにいろいろと負担がかかると思われます。エンジン取付け部でシャーシが”ポッキリ”って事も予想出来ますので、1ピースマウントで補強しようって訳です。

当然1/8用のエンジンマウントですから、21エンジンはぴったり搭載可能です。問題はこのマウントをどうやってシャーシに固定するかです。
無論、ムゲン用のエンジンマウントがHPIのナイトロ3にポン付け出来るわけもないですから〜。
ちなみに、ナイトロ3ドリフトRTR付属の標準エンジンマウント(パープルのやつ)はそのまま21エンジンが載せれそうな気がします。穴のスパンが21mmならOKなんですが。

とりあえず、マウントをシャーシに載せて位置関係を試行錯誤。
ここで選択問題が、エンジンマウントに新たな穴をあけるか?シャーシに新たな穴をあけるか?
エンジンマウントに新しい穴をあけるとすると、かなり正確な穴をあけなければならない。ボール盤使って・・・うぁあ〜めんどくせ〜。
シャーシに穴をあけるとなると、簡単だが強度が・・・( ̄□ ̄;)!!

加工開始!

穴あけ加工については悩みましたが、12月14日のイベントまで時間も無いので今回はシャーシに穴あけで対応する事に。
シャーシにあいている穴は18サイズ以下用の穴から穴スパンが11mmの物。
21サイズではエンジン側のマウント穴は21mmとなっている。しかし今回は1ピースエンジンマウントなので、まったく違う寸法で穴あけが必要になった。
また、ムゲンMBX5Rエンジンマウントのシャーシ側ビス穴はM4であけられているので、既存穴もさらに加工が必要だ。

ハンディリューター1本で穴あけ加工開始。既存穴は1mm程オフセット拡張し新たな穴はドリルで4.5mm穴をあけたあとテーパー加工を施す。

既存の段つきも人間NC?で拡張化 (;´Д`) 新設穴はテーパー加工で攻める。非常にめんどくさい手作業がしばし続く。
(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガクガクガクガク
1時間後、何とか加工終了!4本の内1本はギリギリでシャーシに掛かった状態。量産化?する時は考えないとダメですね。
現状のギヤセットであれば問題ないのですが、ギヤのセッティングによってはビスが掛からなくなりそうです。

21エンジン搭載

さぁ加工も完了!本締めでエンジン搭載 キ、キタ……(゚∀゚)……?
エキマニとマフラーも本気締め?で連結。

コ、コワ━━━━━(((( ;゚Д゚)))━━━━━━ッ !!!
何事もなかったように21VGがのっかった。
あまりにも何も無かったかのように・・・

シャーシ表からの見た目は始めから21仕様であるかのようにガッチリ収まった。

エグぃ取り回しのエキゾースト系だが、どんな感じになるのか?吹けは?トルクは?音は?パワーは?全てが気になるところだ。

心配していたクーリングヘッドとボデー?とのクリアランスだが、フォードマスタングGT-Rボディでは5mmほど稼げた。
これなら熱による変形も何とかOKではないかな?
あとは、シェークダウン・・・いやその前に慣らしをせねば。慣らしがバラシにならなければ良いのだが
━━━━━━(´Д`|||)━━━━━━!!!!