GPドリフト HPI Nitro RS4 2 編3章(Chapter03)

OS15RXって・・・(その3)

OS製15RXはパイロットシャフト仕様

OS製15RXを入手した際、エンジンなんてそう大した違いは無いと思っていた。18CV-Rに載せ替えた際には、ほぼポン付けだったし、12〜18サイズまでは同じ規格だと完全に思っていた。
しかしこの15RXは、前回述べたとおりマウントサイズが違っていた。
もう一つ今まで使用してきたエンジンと違うこと・・・パイロットシャフト仕様だ!
こまったことに、今まで使用してきたナイトロRS4系のフライホイールが使用できない。・゚・(ノД`)・゚・。

パイロット対応

このエンジン導入の際、パイロットにどう対応するか策をあげていた。

@パイロット仕様に対応するフライホイールを探す
A3Dクラッチ(センタックスクラッチ)を導入する
Bクランクシャフトをノーマルシャフト仕様に変更する

Aは投資が大きい、Bは15RXのラインナップ自体1種類のみであり、他品番からの流用を探すのはあまりに危険。
結局、@のフライホイールを探すのが安上がりで現実的。

HPI製 サベージフライホイール

OSで言うと、ノーマルシャフトではクランクシャフトはM5サイズとなっている。これにパイロットシャフトをはめ込んでいた。
しかし、パイロット仕様ではUNF 1/4-28・・・1/4ってことだから、1インチの1/4で6.25mmってことかな?
つまり、パイロットシャフト仕様の方が太い事になる。
だから、以前の様なフライホイールではシャフトにはまらない。
OSのエンジンラインナップ表を見て気づいたが、21サイズ以上とパイロット仕様はUNF 1/4-28となっている。
┌(_Д_┌ )┐━━!!!! 21サイズ以上って言えばHPI製サベージ!なら、フライホイールが使える・・・かもアッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノ
既に、ナイトロ2の時にサベージ用アルミクラッチを装着しており、80%以上確信を得ていた。サベージのフライホイールが使える。
早速ヤフオクで格安で入手!同時にHPI製コレット、パイロットナットも入手。

フライホイール装着

予想通り、何の問題も無く?サベージ用フライホイールは装着完了。
キタ━━━━━(゚∀゚)(゚∀゚)(。A。)(。A。)(゚∀゚≡゚∀゚)(゚∀゚≡゚∀゚)BA━━━━━!!!!!

サベージ用3ピースアルミクラッチ

このサベージ用フライホイールはピン取り付け穴の位置が2ピース用にも変更できる形となっていたが、そのまま3ピース仕様で行ってしまう。

らん太郎SP用15RX完成

15RX+サベージFH+ナイトロRS4クラッチベル

心配していたナイトロRS4系クラッチベルとサベージ用フライホイールの相性もバッチリで問題無しで装着が完了。
これで、RX15エンジンがらん太郎SPシャーシに載せる事が可能となった。
キタ━━━━━━≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━━━!!!!!

メインシャーシの完成と15RX搭載

メインシャーシ完成とエンジン搭載

早速、最後まで残していたメインシャーシのエンジンマウント用穴を再加工し、15RXを載せる位置を合わせこむ。
15RXを搭載し、メインシャーシの完成となる ∩(´∀`∩(´∀`∩(´∀`∩(´∀`∩(´∀`∩)

前回の処置で解消された障害

前回、削りまくったおかげで、干渉も無く搭載ができた。
上手くいき過ぎて怖い位だ (´Д`|||)

残されたベルト問題

しかし問題が無いわけでは無い。ドライブトレーンであるベルト問題だ ( ̄□ ̄;)!! 
シャフトより簡単だから・・・って簡単に考えてきたけど・・・そうでもない。
EPでは常識になりつつある等長化もGPとしては、数少ない。まして、EPは2ベルトが主流だが、GPのほとんどは3ベルトであり、EPの物が流用できると言う話も無い。
今回B番のベルトはそのまま流用できるが、@とAのベルトは、何とかせにゃならん!
け、けわしい。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

ベルト問題の解決

前述で書いたとおり、ベルトを解決しないかぎり、このシャーシ開発は前進しない。。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
何もわからない?何も考えないままTAMIYA製のTA05用ベルトを入手。たぶん長いだろうけど、ベルトテンショナーである程度ごまかし効くんじゃない?
(・∀・)人(・∀・) 単純に考えていた。

TAMIYA製TA05ベルト

当然、TA05用ベルトは合わず長すぎる( ̄□ ̄;)!! 当然っていゃぁ当然だ。
しかもテンションがどうのってレベルでなく、ベルト上部を押し付けるとロアシャーシまで底つきする。それでもテンションは無い。
_| ̄|○ ・・・当然予想はしていたものの、へこんだ。

らん太郎SPシャーシのベルト長は?

気を取り直し、まじめにシャーシを解析する。 ;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン はじめから真面目にやっれって話だ!
それはさておき、前後のプーリーに紐を巻きつけ、周長を計測する。結果から、前320mm、後280mmの数値が取れた。前後等長のはずだったが、10mm程プーリー位置に差がある。ある意味失敗?いや、これはエンジンマウント位置をセンターで考えた結果である。(言い訳?)
以前ベルトを作ってもらった際に勉強したのだが、S3Mってのはベルト山の形状で山の頂点と頂点の間が3mmであることを意味している。
ほとんどのラジコンベルトはS3Mを採用している。
○○Tってのが表示されていればこれが山の数である。MITSUBOSHIの場合、T数ではなく周長が表示される。
ってのを踏まえ、測った周長から、50-S3M-280と50-S3M-320のベルトを準備すれば良い訳だ。(最初の50はベルト幅5.0mmの意味)
しか〜し、ここで大きな間違いがある。S3Mベルトってのは3の倍数の長さでなければならないのだ!
「1」.「2」.「さ〜ん」 (`Д゚) 3の倍数?
それは、上の画像でも示すとおり、山の頂点と頂点の間が3mmであるので、3の倍数の長さのベルトしかできないのだ。

入手したMITSUBOSHIベルト

( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` ) 少しはらん太郎も賢くなりました。
ってことで、正式に必要なのは50-S3M-279(93T)と50-S3M-318(106T)の二種類である。実測値より短いが、このベルトはRC専門ではないので、多少の”伸び”が出る。これを考慮した数値である。
前回ナイトロ2のベルト製作でお世話になった東部工販さん(http://www.to-bu.jp/)へ問い合わせし、製作可能なこと確かめた後早速注文する。
いつもながら親切・丁寧な対応をとって頂けるのがありがたい。たかが数本のベルトなのに1本あたり700円前後でベルトを切り出してくれる。
東部工販さんで扱っているMITSUBOSHIベルトはラジコン専用ベルトではないので多少伸びが出る。しかし、それ程問題は無い。テンショナーで、テンションを調整してやれば”たわみ”は修正できる。
ちなみに、ラジコンのベルトは専用に開発された物らしく、細かくは素材が違うようだ。

ベルトの装着

適用ベルト寸法

入手、適用したベルト。センターベルトはナイトロ2と同じであるため、今回は予備用ととして発注。

ベルト装着!

早速ベルトをはめ込んで見る。うぅ〜んばっちくりだ!( ^∀^)ゲラゲラ

リアベルト周り

リア周り。ブレーキロータープーリーから伸びたベルトがリアバルクに収まるデフプーリーにつながる。

フロントベルト周り

フロント周り。センターベルトを介し、つながれたプーリーからフロントバルクのデフプーリーにベルトが納まる。
多少、ベルトテンションが甘い。計測にズレがあったのか?仕方ない後でテンショナーを製作するしかない。

OS 15RXも搭載

細かい事はあまり気にせず( 気にしよぉ〜よ(T_T) )作業を進める。
セットが済んだOS15RXを載せ、駆動系(ギアの噛合わせ)のバックラッシュを調整していく。
全く問題なくエンジン搭載完了キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!

マフラーとアッパーデッキの位置確認

ロアデッキはなぜ長い?

間髪入れずに作業を進める。エンジンもマウントできたことで、排気系の取り回しも煮詰める。
?なんでロアシャーシが出っ歯なの?……(゚∀゚)……?
実は、採寸ミスです・・・な訳は無く、ちょっとした理由があった。

マフラー取り回し仮合わせ

後方排気エンジンからの排気を車体後方から排気?要はエンジンドリフトRCではトレンドである後方排気にするためのマウントである。
サイレンサー自体を後方に配置する予定だ。Exマニ〜サイレンサーまでの距離が極端に伸びてしまい、エンジン回転が安定するか不安は残る・・・が取り回しはなかなか良い。

カーボンアッパーデッキの仮合わせ

ついでに、カーボンアッパーデッキを仮載せしてみる。なんとも、カメムシのようなシャーシだΣ(゚д゚lll)ガーン
元々のナイトロ2は、実にシャープなシャーシ形状だけに、お世辞にもカッコは良くない。
アッパーデッキは、正規にマウントする為にはまだまだ、細かい加工が必要だ。今後もっと煮詰め直しが必要だが、良い感じに出来上がってきた。
(´ー`)y─┛~~