GPドリフト HPI Nitro RS4 2 編1章(Chapter02)

エンジン載せ替え

別に12エンジンに不満はなく、よく回るエンジンだったので、練習ドリフトには良かったのですが、たまたま入札したエンジンが落札できてしまったので機関載せ替えです。

OSエンジン載せ替え

左が元のOS MAX-12CV 右がOS MAX-18CV-R
ちなみに、カタログスペックでは、12CVが2.1ccで0.56ps29000rpmだったのに対し18CV-Rは3.0ccで1.35ps28000rpmとパワーだけでは2倍2倍以上!今までからするとバケモノみたいなエンジンですが、ほぼ同サイズでポンづけできるのがうれすぃ〜
実車D1GPでも数百馬力のモンスターエンジンでブン回してるんだから同じようなもの・・・か?テクがついていくのか?

OS MAX-12CV-R

クーリングヘッドがでかい(゚Д゚)クラッチ、マニホールド等々ポンづけ完了。さすが、同じCVシリーズ。排気量は違えど基本は同じ。

18CV-R実装

載せ替え完了!エアクリまででかい(゚Д゚)って、実際こいつはバギー用なんで・・・でも使っちゃうもんね〜。
走らせてみると、トルクバンドが広い(当たり前)12CVではアクセルめい一杯だったのが、18CV-Rでは余裕。フルスロットルまでは程遠い。こりゃええぇ〜。書き忘れてましたが、GPドリでは2スピードを殺さないと、急にセカンドに入ってしまいコントロールが不安定になります。らん太郎のナイトロ2も見た目は2スピードですが、2スピードクラッチをロックしてあります。シングルギヤゆえに高回転まで回るエンジンもしくは低回転からトルクが出るエンジンが必要なのです。そういった意味では、18CV-Rはもともとバギーユースのエンジンですから最高にマッチングしています!
キタ━━━━━━((((((゚∀゚))))))━━━━━━ !!!!!
EPでもそうでしたが、ある程度の段階になるとモアパワーを要求したくなります。パワーソースに余裕があるってことはドリフトセッティングに幅が広がります。あらゆるギヤ比やタイヤにも対応できるので、ビッグパワーは強い味方ですね。

ビッグパワーの代償

ビッグパワーに酔いしれていたらん太郎でしたが、全てにおいて良いことばかりではありませんでした。。・゚・(ノД`)・゚・ エンジン載せ替えにより、再びアンダー傾向に移り始めたのです。12CVはカタログスペックで重量211g、18CV-Rは237.5gその差26gの重さが後方に追加された事になります。たった30g弱の重さでも影響はあるようです。ビッグパワーで押し出す力が強くなりフロントがついていけていない感じがします。
さらにフロントにウェイトを追加するか?(゚Д゚)y─┛~~ しばし悩む・・・

アッカーマン調整

重量バランスのみにとらわれず、今回は違う方向で攻めてみる。舵の適正化である。実写D1GPマシンでも舵のキレ角アップなどはチューンのポイント。RCにとってはサーボの可動角度の最大値とステアリングリンク類の可動限界で舵角は決まってしまう。サーボの可動範囲にはまだ余裕があるが、リンク類が先に限界を向かえてしまう。ここら辺のパーツやナックルを改造すれば舵角は上がるのだが、そういったオプションもなければ実験台にする予備パーツも無い(´Д`|||)
調整という面ではアッカーマン調整がある。四輪車は舵を切っている際に内輪は小さい円を外輪は大きな円を描いて進んでいくのが理想である。内側と外側の切れ角が同じの場合、内輪が理想より大きい円を描く方向に作用してしまうのである。

アッカーマン

(´・ω・`) 難しい話だが、要するにこれを最適化するのがアッカーマン調整です。タイロッドのマウント位置を変更しより良い方向性を見つけることにした。と、言ってもタイロッドのマウントは2パターンしか変更できないので、もう一方の場合を試してみた。
早速Go!!!!------しかーし、コーナリング初期の切り込みは良くなったがドリフト中はやはりアンダー傾向。よく考えるとドリフト中は外輪に荷重が多くかかっているため根本的解決には至らない(゚Д゚|||)
アンダーを持病としてドリフトスタイルを築くしかないのか?それともやはりテクが足りないのか・・・葛藤は続く・・・

ワンウェイ検討

今まで、「アンダー、アンダー」と悩み続けてきましたが、ご存じの方なら「んなもんフロントにワンウェイ入れりゃ解消されるべ〜」と言うでしょう。
そう、そのとおりなんですよね( ´_ゝ`)要するにデフロック効果による4輪ロック状態なんすよ〜。「パートタイム4WD車を舗装路でロックしちゃだめよ」って言われますよね(最も最近はクロカン車でもフルタイム4WDが多いが・・・)4輪全部がまっすぐな性格になっちゃったので曲がってくれないんです。らん太郎的にはそんな性格は好きですが・・・あまりに真っ正直な性格も考えものです。現状ナイトロ2は,ほぼフルタイム4WDの差動は関係な〜い状態。完全ドリフト状態ではいいのですが、中間状態がダメなんです。「コーナーとコーナーのつなぎを上手く・・・」豆腐屋のマンガで聞いたセリフのようですが、一発芸ならいけるのですが、コンビネーションが組めないのです。「連続したドリフト+思いのままのラインでドリドリしたい・・・」ドリフターなら誰もが望むことです。
やっぱりナイトロ2用のワンウェイなんて探すのは宝くじを当てるようなもの・・・_| ̄|○ レストア地獄にハマった・・・
まだ、手はある!フロントワンウェイ程ではないが、センターワンウェイでも同様の効果が得られる。センタープーリーを他シャーシから流用すりゃいいんじゃん。「プーリーなんてたいがい同じだもんね」「HPIのサイクロン(実際にはHOT BODYSだが)はEPだが実にナイトロ2にそっくりなレイアウトだし、プーリーなんか使えるんじゃない?いやTA-05のプーリーもクリソツじゃん」実際は甘かった、そこはEPとGPの違い、EP系のプーリーのワンウェイベアリング内径は4mmナイトロ2は5mmであった。・゚・(ノД`)・゚・。残された道は無いのかぁ。

ナイトロ2用フロントワンウェイ作っちゃえ?

「最終手段しかない」そう思い、らん太郎はヤフオクを見つめていた。そう、ナイトロ2用のフロントワンウェイを作ってしまう作戦に出た。他シャーシ用の流用だ。狙い目はサイクロンのワンウェイ!しかし、そうそうサイクロンのフロントワンウェイの格安品がラインナップされるわけも無い。ポンづけできないことはたぶん間違いないし、失敗を考えたら4000円前後の出費で新品を買うのもつらい。
そんな計画を立てたある日、ヤフオクに「TECH スーパーF・ワンウェイ SV-10用」なる物が・・・「現在価格100円!?間違ってでも1000円位で落ちたらラッキーだよなぁ〜」
「そもそもSV-10?カワダのシャーシかぁ?移植できるのか?基本的には1/10シャーシはカップリングも同じだし、ベアリングも同じサイズが入るはず?後はスパンだけかぁ・・・」などとつぶやいている間に、右手は入札ボタンをクリックしていた (゚Д゚;) 賭けに出ちゃった。
結果は・・・110円で落札してしまった (;゚∀゚)=3 「いいのか?手数料込みでもワンコイン500円以内で手に入っちゃったぞ」

TECH製SV-10用フロントワンウェイ

入手したTECK製SV-10用フロントワンウェイ。ブルーアルマイトカラーのアルミワンウェイホルダーと中空軽量カップ、カーボン混入プーリーがセットである。
早速、ワンウェイホルダーにベアリングを装着しナイトロ2にはめてみる・・・当然スパンが合わない( ̄□ ̄;) SV-10用のほうがスパンが長くナイトロ2のバルクヘッドベアリング受けに収まらない状況だ。しかしこれは想定範囲内。「長い分にはワンウェイホルダー削っちゃえばよいじゃん、アルミだし簡単だべ」(´ー`)
問題なのはプーリーの位置関係。ホルダーの長さを切り詰めた状態でベルトが変な方向に寄ってしまうのでは意味がない。
しかし、神はらん太郎を見捨てていなかった。これがドンピシャ!ノギスで測ったところ片方を3mm切り縮めてやれば、ベルト位置は問題ない。早速ハンディリューター切断砥石をはめ手術開始。

ワンウェイホルダー加工

アルミは柔らかい。砥石はみるみるうちにホルダーを削っていく。10分ほどで切断完了。ワンウェイベアリングの位置を修正して組み上げた。

ワンウェイ組み上げ

完成したフロントワンウェイ。左がSV-10用改、右はノーマルギヤデフ。
んでもって、こいつをナイトロ2に・・・キタ━━(゚∀゚ )キタ ( ゚∀゚) (。A 。 )キタ ━━!! スッポリはまった!ベルトを組み込み、バルクヘッドを戻して・・・ベルトを前進方向に回すと・・・「お〜回る、ま・わ・る〜」反対に回す「お〜止まる、と・ま・る〜」かんぜんなワンウェイじゃね〜か。手術が成功してしまった。
「なんだ〜面白くね〜」なんて言わないでくださいね。

F・ワンウェイ実装

見事に収まったSV-10用改ナイトロ2フロントワンウェイ。早速インプレッショーンへGo!!!
ストレートでステアを入れ、アクセルオーフ・・・「うぉ〜ケツが出る出る〜」間髪入れずにアクセルオーン「うぉ〜〜〜〜すんげ〜飛距離〜〜〜!」8の字もスムーズ。こりゃイケる!大小様々なRで流せる、直ドリもイケる!ワンウェイ様様だ〜〜。

ナイトロ2

現在のらん太郎ナイトロ2
結局、フロントワンウェイの効果は大きい。アクセルオフ時?ブレーキ時?に4輪ロック状態からフロントを解放してくれる為、実車のサイドブレーキターン状態を作ってくれる。これだけで簡単にケツを出せる。しかも、アクセルオン時はデフロック状態でフロントを引っ張ってくれるので飛距離も伸びる。さらにデフロックと違い、左右両輪の差動を吸収してくれるためドリフトの切り返しがスムーズにできる。また18CV-Rのパワーでも簡単にケツを出せる。キッカケ技が増えた・・・良いことだらけだ!
キタ━━━━━━≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━━━!!!!!
ここで、ひとまずナイトロ2との格闘は終止符を打つ?今後の課題は切れ角アップか???