GPドリフト HPI Nitro RS4 2 編4章(Chapter01)

課題と改善

つくづく詰の甘さとテク・GPラジドリに対する知識の無さを痛感してしまったファルドリrd4 (;´Д`)ハァハァ
とにかく、周りの情報の断片だけを実践に導入してきたので根本的にめちゃくちゃなセッティング〜のまま走ってきた。
さらに、最近は時間が取れていないのでじっくりセッティングを煮詰める事も出来ていない。
ここは、一から「真直ぐ走る」「きれいに曲がる」の基本セッティングを出さなければならない。
その前にまず駆動系を決めなければ。前回のファルドリでの皆さんのアドバイスを基にリアデフはロックするつもりだ。フロントはあまり固めず、ある程度差動を吸収させるセッティングでイクつもりだ。
駆動系の基本を決めたら、サスペンションを見直す。課題は、「いかにフロントを沈ませた状態を保てるか」である。ブレーキングで前のめりに移った荷重をひたすら保てるダンパーを作って行きたい。これにより弱アンダーできれいに流せるはずだ。
エンジンをセンターマウントにした事により重量配分は良くなったが、ベルト駆動モデルの泣き所はエンジンが横置きである事。エンジンをあおる事によって、それに反発する形でシャーシが前後に揺れてしまう。ドラテクの無いらん太郎は特にドリフト中アクセルを派手にOn〜Offしてしまうため、挙動がおかしくなってしまう。ドラテクを含めての改善が必要だ。

リアデフロック

ナイトロ2ギヤデフプーリー

早速駆動系から手を入れていく。今回はリアデフをロックする。ナイトロ2(らん太郎号1号機)の時に、ナイトロ3のリジッドアクスルセットがナイトロ2のギヤデフプーリーにもポン付け可能であることは既に判明していた ( ̄ー ̄)ニヤリ
今回もこの方法で行くか・・・しかし、このキットには2点の問題がある。
1つ目は、ギヤの代わりに入れるASSYの構造による”アソビ”、2つ目はデフカップの耐久性だ。  

ギヤデフプーリー+ナイトロ3リジッドアクスルセット

完全削り出しの一本物であれば左右完全にガタツキは無いのだが、ギヤデフの代わりに入れるこのASSYは、デフカップに挿し込んだピンを溝で動かないようにする構造である。このためどうしてもガタツキが生じる。今回はシビアに行きたいのでこのガタツキも解消したい。

深まるデフカップのアソビ

デフカップについては、アクセルのOn-Offやブレーキのせいで、ドライブシャフトのピンに負けてしまう。これが更なるアソビの原因を生んでしまう。ここら辺を強化しておきたい。

DIYでデフロック

で、今回選択したのはDIYデフロックだ アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノ dj! dj!
と、言っても大した事では無く、いわゆる詰め物系のロック方法である。今までも色々なDIYデフロックを試してきたが、今回はその中でも最強?と思われる、エポキシ系接着剤ロックだ!エポキシ系接着剤とは、2種類の薬剤を接着の直前に混ぜ込み、その際に起こる化学反応で固め接着する物である。その強度は非常に高く、ビルや橋梁などのコンクリートに後から物を固定する際にも使用される。いわゆるアンカーと呼ばれる物として使用されるが、数トン以上の引抜き強度を持っている。

エポキシ系接着剤

今回使用したエポキシ系接着剤。比較的硬化速度が速いタイプ。デフケースは樹脂系であるため、後で分解できるようにコンクリート・金属用を選んだ。以前、要藤さんには海外製のやつが非常に良いって話を聞いたが、なかなか入手ができないので今回は接着方法を工夫して確実に固定することにした。

HDデフシャフト

デフシャフトカップ強化のため、ハードタイプのデフカップを導入。リジッドアクスルキットの場合、コイツが使えない。ギヤデフ専用のパーツである。このパーツを使用するためにDIYデフロックにしたのだ。

デフ分解清掃

ギヤデフプーリー構成

まずは、ギヤデフをバラす。デフケース内はグリスでグッチョンぐっちょんだ (;´Д`)
地道に分解清掃を行っていく。

ノーマルとハード

デフカップをハードタイプに交換。1ヶ月前にこのカップが逝ってしまって交換していたのだが、既にこの状態だ :y=-( ゚д゚)━━

スルスル〜ギヤデフの完成

分解清掃、HDカップに交換後ギヤデフを組んでいく。スルスル〜デフの完成だ。

いよいよエポキシロック

2液エポキシ

さて、早速エポキシロックの開始。まずはエポキシ材をチューブから絞り出す。2液共に同じ分量である必要がある。

まぜまぜ

非常にくさ〜い匂いに ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ 倒れつつ、必死に混ぜる。混ぜる事により化学反応が始まる。今回使用した物は、5分程度で硬化が始まってしまうので手早く作業を行っていく。

片側のケースに入れ込み

混ぜたエポキシ接着剤を、デフケースの片側に詰め込む。この際入れすぎに注意。入れる量は2/3程度にしておく。

ギヤを組んでしばらく待つ

硬化する前に、ギヤをセット。この状態で30分程放置プレイ (*´Д`)ハァハァ
反対側のケースにも接着剤を入れ、同様に放置プレイ (;´Д`)l \ァ l \ァ

反対のケースにも入れる

十分に固まったころあいを見て、ギヤが隠れる位接着剤を詰め、ケースを結合 (*゚∀゚)=3ハァハァ ネジを締め込み完全に固定する。
しばらくすると、体温よりも少々暖かい温度にデフケースが温まってくる。

サンドイッチして完成

完全に固定され、最大の強度に達するのは約24時間後位。「本当に固まった?」と”グリグリ”カップを動かしたりすると台無しですので、後はひたすら放置プレイ (*´д`*)ハァハァ
24hでも見て待ちましょう ;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン 

ハードカップ仕様デフロックの完成

シルバーが眩しいハード仕様エポキシロックデフの完成。完全にロックされており、削りだし製品と全く変わらない。
エポキシを詰めてからすぐにケースを閉じてしまうと科学反応が促進されず強度が保てない場合があるため、2度〜3度に分けて固定していくのをお勧めします。
(゚Д゚)y─┛~~