GPドリフト HPI Nitro RS4 2 編1章(Chapter15)

ファルコンドリフトGP第1戦

2008年3月2日、早朝かららん太郎はホームパーキングロットに向かっていた。組上げたエンジンの調整が気になっていたからだ。早速いつものパーキングロットで2タンク程慣らしを行う。エンジンはすこぶる調子が良い。しかし、らん太郎のおなかはすこぶる調子が悪い。おまけに鼻炎が悪化し集中力も無い。7時までパーキングロットで過ごし高速でファルコンサーキットへ向かった。

ピット

7時30分、ファルコンに到着し、いそいそとピットの準備・・・なんて人の数だ。30人以上居るんじゃないか?
━(゚Д゚;)━( ゚Д)━(  ゚)━(   )━(゚;  )━(Д゚; )━(゚Д゚;)━
何がナンだか・・・良くわかっていないらん太郎。あっという間に開会式。

記念撮影

和気あいあいと記念撮影。らん太郎のソアラも隅っこに・・・

Y氏

8時30分Y氏によるドリミが始まった。その内容をを聞いて愕然とした((;゚Д゚)ガクガクブルブル
採点ポイントはインクリップ、アウトクリップ盛りだくさん。らん太郎にとっては普通に回るだけでも苦労する。
「こりゃ、何個かコーナー捨てるしかない」( ̄□ ̄;)!! 

残念ながら、ここからは写真を撮っている余裕も無くなり、文面だけです。ゴメンナサ〜ィ (;´Д`)
即座にSPMクラス(ゴムドリ)の練習走行時間が・・・みんな甲高いエンジン音を上げコースイン。らん太郎もコースに入るが、まともに周回できない。なぜか、前回テストの路面状況と全く違う。グリップ感が無い。おまけに止まらない。流れたらひたすら流れていく。
。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン よく解らない・・・そのまま、予選第1ヒートへ・・・。
単走1本目、ガンガンぶつかり、コースカット。あっというまに3周は終わった。
他の人も1本目はクリップに付けない人が多かった。しかし、スピードの次元が違う。らん太郎はぶつけないようにと、ショボイ走りに徹していたが、みんなはガンガンに攻め込んでいく。
午後に行われた2本目も同じ状況。Y氏の実況が入る「ゆっくりとしたペースだなぁ〜、カックンとした動きはワンウェイ?ワンウェイ入ってるの?きびしいよ〜。そこで、カックン曲げて〜あ〜クリップに付けない。」さらに「う〜んここもだめだな〜最後は・・・何とかいけたか〜?」最後の3周目は何とか回れたが、採点ポイントは大きく外しており、0点予選落ちは確実であった。
唯一Y氏から頂いた誉め言葉は「このソアラ、ボディはかっこいいんだけどね〜。」”ボディは”である。走りはショボイ、全くその通りだ。
予選結果の発表は予想どうり、”予選落ち”らん太郎はナイトロ2の燃料を抜きつつ、アフターメンテを始めた。
そんな時、見たことがある人がらん太郎に話かけてきた。よく見ると、昨年つま恋で行われたHPIドリフトチャレンジでドリフトマイスターの称号を得たW氏ではないか・・・
(;゚∀゚)=3 らん太郎は少しあせりながら話しを聞いた。W氏は「RC WORLD誌から写真撮って来いって言われてね〜、ナイトロ2だったんだ〜。Fワンウェイ入れてたんだね。GPドリではワンウェイはNGだよ。挙動がシビアだし、並走で相手に合わせる走りが出来ないから。」・・・な、なるほど。
さらに「フロントにこんなに重りは要らないよ、足回りをもっと柔らかくして、Fワンウェイやめてギヤデフに#20000辺りのグリスいれれば大丈夫だよ。それに、リアハブのマウント位置を変えて・・・」あっというまに、いろんなアドバイスを頂いた。なんて優しい人なんだ。
さらに、SPMに参加しているGPマシン持ちのみなさんがいろんなアドバイスをしてくれた。「オレもナイトロ2持ってたんだよ」ってみんな懐かしそうに語ってくれた。「ドリフトには難しいかもね。グリップでは面白かったけど・・・」
な、なんて優しい人ばかりなんだ。ファルドリ1戦目本番で操作台に上がり、なんとなく恥ずかしい思いをしていたが、ピット周辺でいろんな話を聞いてみると、なんて勉強になるんだ。本当に収穫があった。何より下がってたテンションも上がり始めていた。自分に足りない物が見えた。
長文のレポートのみとなってしまったが、ここで第1章に幕を下ろそうと思う。次は第2戦に向けて、ナイトロ2のセッティングと、らん太郎のドライビングスタイルをガラッと変えて行こうと考えています。いや、既に始動しております。