GPドリフト HPI Nitro RS4 2 編1章(Chapter12)

ファルコンドリフトグランプリシリーズ2008

EPドリをやっていた時には全く意識していなかった「ドリコン」。しかし、ナイトロ2を手に入れ、GPドリフトマシンを作り上げている間に野望が湧いてきた。「やるからにはドリコンに出たい。」
EPの世界ではYOKOMOのドリフトミーティングなどが言わずと知れず有名である。しかし、GPというカテゴリーでは”ドリコン”は無いものと思っていた。しかし、以外にも身近な所に存在していたのだ。HPIの聖地”浜松”に”ファルコンドリフト”があったのである。この大会はHPIのY氏が中心に行っている”ドリコン”で、カテゴリーやシャーシにとらわれず、HPI製の樹脂タイヤを使用する”スライドマイスター”とHPI製のゴムタイヤを使用する”スピードマイスター”、ツインドリフトクラスの3つのカテゴリーで争う大会である。シャーシやメーカーにとらわれていないので”ツワモノ”揃いの大会である。また、グランプリシリーズと言うだけあって、年間5レース行いシリーズチャンピオンを争う大会で魅力も大きい。2008年は3月からシリーズが開始される。「ファルドリまであと一ヶ月かぁ・・・日にちが無いなぁ・・・」
しかし、結局らん太郎は恐る恐るながらファルコンドリフトにエントリーをしてしまった(゚Д゚)y─┛~~

ゴムドリって

HPI製スパードリフトタイヤ A-Typeラジアル

らん太郎が”ファルコンドリフト”にエントリーしたのはGPが中心の、HPI製ゴムタイヤ「スーパードリフトタイヤA-Typeラジアル」を使用する”スピードマイスター”クラス。あくまで”GP中心”と言うだけで、中にはEPでチャレンジする方もいるようだ。
らん太郎が”GPドリ”をはじめてたった4ヶ月、通用するのだろうか・・・。・゚・(ノ∀`)・゚・。
GPドリと言うか”ゴムドリ”ってのはスピードレンジが高くコントロールが非常に難しい。一時期樹脂系ドリフトが流行っていたが、トップドリフターは、スピードとパワーと正確さを求められるゴムドリに注目しているらしい。

2.4G導入

サンワ製M-zechs

エントリーから数日後、プロポを眺め悩んでいた。らん太郎愛用のプロポは既に8年程経っているサンワの「M-zechs」 (ノД`)シクシク ナイトロ2と共に既に時代遅れの代物である。
決して不満は無いが、レースとなればハイエンドモデルプロポが欲しいところ。それに、チャンネルとクリスタルの事を考えれば最近のトレンドである2.4Gは魅力的である。2.4Gは無線LANなどの技術の応用で、バンド数と言う問題から解放される。各メーカーからこぞって2.4Gモデルがラインナップされている。
ホイルタイプで絞れば、サンワからは”M11”と”MX-3G”フタバからは”3PK”と”3PM”KOからは”ヘリオス”と”EX-1”JRからは”DSX3”等々様々なラインナップで目移りするばかりだ。「どうせ買うならハイエンドモデル、機能は多いにこした事は無い」よくわからない理論だが、やっぱりハイエンドモデルがいい。

フタバ製メガテック3PK2.4G

あれこれと悩んだあげく、フタバのメガテック3PKをチョイスした。市場ではどのモデルも2.4Gは品薄で、安いネットショップは特に在庫環境が厳しい状況で「次回入荷時期未定です!」の文字が目立つ。それでも何とか格安(32000円)で3PKを入手することができた。定価では5万を超えるので格安である。(定価といったものは既に無いようなものだけど・・・)

買っちゃった!

注文からあっという間に3PK到着。うぅ〜ん ( ゚д゚)ポカーン すげ〜デザインだ (゚Д゚) アンテナが2本あるが、写真で左のアンテナは2.4Gでは使用しない。AM・FMモジュールを使用した場合のアンテナである。2.4Gモジュールから伸びている短いアンテナが送信アンテナ。伸ばすことは出来ないが、倒す方向を替える事が出来る。2.4Gの電波はアンテナの先というより、アンテナを垂直に立てた状態で全周方向に放射されるようだ。だから、アンテナの先を受信機に向ける場合が一番電波の届きが悪いようだ。プロポの持ち方の癖によりアンテナを倒す方向を変えないといけない。ディスプレイがステアリングホイル面に無いのでちょっと面食らうが、実際プロポは斜め横にして持つのでディスプレイが側面に付いている方が便利なのかもしれない。

2.4Gユニット実装

受信機搭載

早速2.4G受信機の搭載だ!ヽ(≧∇≦)ノ 今まで受信機への配線がグチャグチャだったので、これを期にきれいにまとめた。今回サーボまでは新品を用意できなかった。さすがにデジタルサーボ2台も新設してしまうとさらに2万程の出費となってしまうので手が出なかった。このため今まで使用していたサンワのアナログサーボを再用である。プロポは古株だがサーボは新型を搭載していたので、コネクターは”Zコネクター”フタバ製受信機にも何の変更も無くコネクティングできる。旧サンワコネクターの場合は変換コードを使うか、ピン配列を変えたり、コネクターの加工が必要だ。あっという間に搭載が出来た。

HPI製受信機カバー

サンワの旧型受信機ではサイズが小さかったカバーを今回は使ってみた。受信機へのホコリ・タイヤカスの進入は思っていた以上にヒドく、このままでは故障の原因になりかねない状態にあった。まして、2.4Gはデジタルでかなりシビア(アナログ時代なら水がかかってもすぐに電源を切り完全に乾かせば結構復活していた)であるので、メカケースの無いナイトロ2に保護は重要だ。

受信機カバー装着

あまり、きれいに収まらなかったが、受信機とフェールセーフユニットをカバー内に収めた。これでだいぶホコリからメカ類を保護できる。

インボードアンテナ

KOSE インボードアンテナ

ラジドリをはじめた頃から、アンテナ線ってのは常にボディー内に張り巡らせて、外には出さない様にしていた。本当は電波の届く範囲が狭まり危険であるのだが、やはりダラダラとアンテナが出ているのは好きではない。
しかし、サーキットでは迷惑をかける訳にもいかないし、2.4Gはアンテナをなるべく垂直に立てた方が良いらしいので、インボードアンテナを使ってみることにした。用意したのはKOSEのインボードアンテナ(L)わずか10センチそこそこのアンテナだ。

インボードアンテナ装着

金属やカーボンには触れさせない方が良いとの事で、樹脂製アッパーデッキに穴をあけ取り付け。2.4G受信機のアンテナ線は非常に貧弱に思えた。そのままでは怖いので、パイプ内に収め要所要所をインシュロックで固定した。垂直ではボディと干渉してしまうので、多少斜めにステーを変形させた。受信感度は意外と良好。1000円そこそこの値段としてはお手軽チューンである気がした。

プロポセットアップ

メカ調整

一通りの搭載が終わったところで、メカのセットアップ。前述のとおり、アナログサーボを使用するのでモード変更が必要だ。デジタルサーボの方がパワーがあり、より正確な動きをさせる事が出来るようだが、実際アナログサーボでもかなりレスポンスは良かった。10年近く前のプロポと比較するのが間違いなのかもしれないが、驚く程のレスポンスの良さだ。
設定項目の多さにも驚いた。ABSやらトラクションコントロールやらハイテクな物がいくつもある。実際ドリフトに必要があるかは疑問だが、セッティングの幅が広がるのは良いことだ。ただ、横文字と略語についていけない。ここら辺がもう少し親切略語になってくれるとありがたいのだが・・・
標準セットアップを行い、今回は良しとした。(^_-)-☆

エントリーも済み、プロポも”おNew”にした。あとはやっぱりテクニック (;´Д`)ハァハァ ファルコンドリフト初戦まであと1ヶ月なんとかなるのだろうか・・・とりあえず、ファルドリをめざし練習、れんしゅう〜。