HPIのRS4は、現在メインのナイトロ2のスペアーシャーシをヤフオクで入手した際に、ついてきた物であった。入手した時の状態はメカ無し、モーター無しのシャーシのみでグリップ仕様であった。「これだけのパーツで走れんの?」と疑問もあったし取説すら無かったのでカンだけが頼りでレストアに挑んだ。
そもそもRS4自体、ナイトロ2同様に古いシャーシであるので復活させるつもりも全く無くヤフオクで転売するつもりであった。
んじゃ、なんで?って訳ですが、浜松に転勤になってからというもの昼休みは暇に過ごしてきたのですが、赴任先でもラジドリ人気を起こしてしまい、部員を増やす為にEPシャーシが必要になったからです。EPシャーシは手軽に遊べるので昼休みのラジドリにはもってこいですから。
入手した際にはバリバリグリップ仕様でありましたが、フルカーボン仕様のシャーシは非常に魅力的でした。重量バランスは限りなく50:50だし、足回りはかなりしっかりとしている。案外同じベルト駆動のTA-04より面白いかもしれない。何よりこれ以上オプションパーツをつぎ込む必要も無いし・・・
結局ドリフト仕様に生まれ変わることになった。
フロントショック周り。カーボンショックタワーのおかげで、いろいろショックの位置変更が可能なので、セッティング変更が可能である。
スプリングにはお気に入りのチタンスプリングをセット。
入手時からフロントにはワンウェイがセットされていたが、数年メンテされていなかったのだろう、カスカスな動きであった。洗浄すると真っ黒いグリスが・・・ワンウェイベアリングをメンテしたところ良い動きに戻った。
フロントのリバウンド量はかなり多く、裕に20mmはある。伸びも含めてかなり良く動く足回りだ。
モーターは安くて気に入っているヨコモのPRO STOCK。モーター周りはTA-04に比べると、なんとなくシンプルに思えるが気のせいか。重量もRS4の方が軽く思える。
リアはラメ入カーボンショックタワー?が・・・リアにもチタンスプリングを導入。グリップ仕様でかなり硬めの足回りだったので完全見直しです。
リアデフはボールデフ。こちらも数年メンテされていなかったのでガスガス。バラすと、グリスは切れて、内部のスプリングは縮んだままである。これでは意味が無いので、ストックしていたボールデフスプリングを交換したところ機能回復。
リアのリバウンドも裕に20mmを有する。柔らかめのスプリング選択のせいもあるが、TA-04と比べてセンターラインで分割されているアッパーデッキの形状が、ある意味ドリフトには良い”しなり”になっている気がする。
思ったとおり、面白いシャーシだ。フロントにウェイトを装着していないのにTA-04より上手い具合に流れる。結構扱いやすいと感じた。最新のシャーシに比べたらかなわないだろうが、らん太郎のドライビングには合っている。こりゃレンタルシャーシにはもったいないなぁ〜。